Wikipedia:多重アカウント

半永久的に半保護されているページ
Wikipedia:SOCKから転送)

この方針は、英語版2011-02-27 at 16:55:01 の版からの翻訳を元に2011年4月26日付で改訂されました。この改訂部分は原則として遡及しませんが、改訂以前に作った副アカウントでも、改定案正式化以降の行為は改訂版により判断されます。改訂以前の行為については「Wikipedia:多重アカウント」の旧版をご参照ください。
改訂以前に使っていた副アカウントや共有IPアドレスを改訂後も引き続き使用する場合は、それぞれの利用者ページで「主/副アカウント」や「共有IPアドレス」であることを表明してください。

ウィキペディアの編集者は原則として一つだけのアカウントで編集(ログイン推奨)することが期待されています。アカウントを一つだけ用いることは、編集履歴の継続を維持し、透明性(公明性)を向上させ、コミュニティの信頼を高めて、百科事典としての長期的な安定を築くのに役立ちます。ウィキペディア上で複数のアカウントを維持するべき適正な理由もいくつかありますが、複数のアカウントやIPアドレスで他の編集者を欺いたり、議論を撹乱したり、意見の一致を捻じ曲げたり、制裁を回避したり、履歴を分断したりと言った、コミュニティの規範に反するようなこと、つまり「ソックパペット行為(多重アカウントの不正使用)」や「履歴分断(複数のアカウント・IPアドレスを用いて自身の投稿履歴を隠匿する行為)」は禁じられています。

ソックパペットにはいくつかの形態があります:

  • 別人を装うために新しいアカウントを作る
  • ログアウトしてIPアドレスで問題のある編集を行う
  • 古い使っていないアカウントを引っ張り出して別人を装う
  • 友人知人を口説いてアカウントを作らせ論争の一方に肩入れさせる(ミートパペット)

多重アカウントの不正使用は、コミュニティの信頼への重大な裏切りだと考えられています。不正使用の結果として、関連する全てのアカウントのブロックと、アカウントの持ち主の追放、ウィキペディアおよび姉妹プロジェクトで用いられた全てのアカウントとIPアドレスの公開、また、さらなる不正使用防止のためには「現実」での活動や個人情報の公開の可能性もあります[注 1]

適切な理由があって複数のアカウントやIPアドレスを使いたい編集者は、自身の投稿群に関してどれが自身の投稿であるのかを明示することが推奨されます。例えば2つ以上のアカウントを使用するのであれば、それらアカウントの利用者ページ同士をリンクで結んで(#副アカウントの告知を参照)、それぞれのアカウントの使用目的や関係の説明を添えるべきです。望むなら、片方の利用者ページと会話ページをもう一つのアカウントのそれへのリダイレクトにすることもできます。リンク付けなしに複数アカウントを使用する編集者や、アカウントとは別にIPアドレスでも編集する編集者は、記事やトピックの編集が重複することを避けなければいけません。なぜなら、推敲、ウィキ化、リンク付けのような当たり障りのない編集でもソックパペット行為であると考えられる場合があり、悪気はなかったという言い訳がいつも受け入れられるとは限らないからです。

副アカウントの不適切な使用(多重アカウント使用が禁止される行為)

編集者は、多重アカウントを用いて、ミスリードしたり、欺いたり、荒らしたり、コンセンサスを捻じ曲げたりしてはいけません。具体的には以下のようなケースです(ただしこれらだけとは限りません)
  • 支持されているという幻想を作り出すこと : 実際より多くの支持を得ているという印象を与えるために副アカウントを使ってはいけません。
  • 運営ページを編集すること : 公表していない副アカウントで方針、ガイドラインおよびそのトークページを編集してはいけません。コメント依頼やブロック依頼にコメントしてもいけません。管理者への依頼、削除議論、選挙に投票してもいけません[注 2]
  • 方針違反回避や制裁回避 : 方針はアカウントごとではなく、アカウントの使用者ごとに適用されます。スリー・リバート・ルールのような方針はアカウントの使用者ごとの編集に適用されます。第2のアカウントを方針破りに使った場合、すべてのペナルティがあなたの主アカウントにも及びます。制裁、追放、ブロックを逃れようとした場合、適用期間が振り出しに戻ります。Wikipedia:投稿ブロックの方針#投稿ブロック回避も参考にしてください。
  • 複数のアカウントで同一ページの編集や議論に参加すること : 複数の人間がいるように装って、同一のページ編集や議論に複数アカウントでかかわってはいけません。明示的に結び付けられた複数アカウントならば、同じページを編集することも禁じられていません(たとえば、同じページを主アカウントと共有PC用のアカウントで編集することや、あなたのボットアカウントが編集したページを主アカウントでも編集することなど)。
  • 監視逃れ(投稿記録の分断): 明示的・完全に公開されていない複数のアカウントやIPアドレスを用いてあなたの投稿記録を分断することは、他の編集者があなたの投稿パターンを把握できなくなることを意味します。このような行為は、特定の状況下では許されていますが(適正な用法を参照)、あなたの投稿記録を精査しようとする適正な関心を持つ他の利用者を混乱させたり、欺いたりするために複数のアカウント・IPアドレスを使うことは、この方針に反する行為です(アカウントやIPアドレスを切り替えることによるクリーン・スタートの不正使用や、監視を妨げるような形でクリーン・スタートを隠蔽することもまた、この方針違反とみなされるでしょう。特段の理由なく多数のアカウントを作成する行為も、監視逃れ目的の「投稿履歴の合理的な理由なき分断」を準備する行為として、この方針違反とみなされるでしょう)。
    • 動的IPアドレスを経由した非ログイン投稿について : 非ログイン時におけるIPアドレスでの投稿に際して、主に市街地等での公共の通信環境を経由して投稿を行う際、そのIPが「動的IPアドレス」である場合、再接続を行ったり、一定時間が経過したりするごとにアドレス番号が変更され、場合によってはそれが過去に他の誰かが使用したものと重複する事があります。これは通信環境を提供するプロバイダ側による、数に限りのあるIPアドレスを活用するために用いられている仕様ですが、これはウィキペディアのメンテナンス作業の過程においては投稿記録の透明性が低下するため、個々の投稿の大元の投稿者に対する対応のコストを肥大化させ、場合によっては後からその動的IPアドレス一帯が規制されるという結果を招く可能性もあります。
    従来は動的IPアドレスを経由しての投稿に関しては、IPの変動は仕様の範囲として基本的に問題視されませんでしたが、しかしながら特定の動的IPアドレスに関してこの仕様が悪意をもって使用される、あるいはこの仕様を隠れ蓑に説明責任を放棄する形での投稿が継続された場合、そのIPアドレス帯域は問題のある投稿を行うユーザーが使用する帯域として規制を受ける可能性があります。もしあなたがどうしても動的IPアドレスの環境下において非ログインでの投稿を行いたい場合には、あなた自身の不利益を防ぐ上でも自身の使用する帯域について然るべき場所で申告を行う、Wikipedia:コメント依頼のサブページ等を他ユーザーとの対話の窓口として活用するなどして、あなた自身の編集状況に関して説明責任を担保する手段を用意することも検討してみてください。
  • 「善玉と悪玉」アカウント(「よい手と悪い手」アカウント): 一つのアカウントを「クリーン」に保ちながら、ほかのアカウントで混乱を引き起こすこと(つまり、一つのアカウントで良質投稿を行いながら、もう一つのアカウントで他者への攻撃や付きまといやダブルスタンダードをバレなくするためのような使用方法などコミュニティーを疲弊・混乱させるような破壊的編集を行うこと)。
  • ロールアカウント : アカウントはあなたの編集を「特定の一人」として代表するものなので、「ロールアカウント」―複数人により共有されているアカウント―は原則として禁じられておりブロックされます。あなたが何らかの組織のために編集する場合、 利用者名に関するガイドラインをご覧ください。なお、主な内部メーリングリストへのウィキメール受付窓口となる編集しないアカウント(例:利用者:Oversight-JAWP)、財団に承認されているアカウント(メタウィキを参照)、複数人による運営が認められているボットは例外的に認められています。
  • コミュニティを欺いて信任が必要な地位を求めること : 過去のアカウントを隠して信任の必要なポスト(管理者など)に立候補してはいけません。管理者信任はアカウントではなく個人に対してのコミュニティの信任を反映します。それゆえ、管理者に立候補するときには過去のアカウントを公開するか、(プライバシー上の問題があるなら)チェックユーザー(英語版では裁定委員会)にメールで報告することが期待されています。過去のアカウントを開示することなく管理者になった場合、特に過去のアカウントがわかっていれば管理者信任投票の結果を左右していたかもしれない場合には、解任されるリスクがあります。
  • 管理者ソックパペット(複数のアカウントで管理者になること): 編集者は二つ以上の管理者アカウントを持ってはいけません(管理者権限付きのボットをのぞく)。ウィキペディアを去った管理者が、新しい名前で復帰して、再び管理者に推薦された場合、昔のアカウントの管理者権限を返上しなければいけません。財団スタッフは、二つ以上の管理者アカウントを運用することを許されていますが、それがどのアカウントであるか明確にしなければなりません。たとえば、前ボランティア・コーディネータBastiqueは財団スタッフとしての目的にはCary Bassを用いていました。
  • 中立的なコメント者を装う : 同じ人が自分のアカウントについての議論で副アカウントを用いること。
  • 多重投票
  • 自分で作ったページを別アカウントで巡回
  • ストローマン(藁人形論法): 別アカウントを作って論争の一方の側からわざと非論理的、もしくは攻撃的な議論を展開し、そちらへの賛成意見を変えさせる。
  • ミスリードするためにログアウトする : 複数のIPアドレスで編集することも、他者を偽ったり上記原則に抵触しないために使われる場合、多重アカウント編集と同様に扱われることがあります。間違ってログアウトして編集してしまった場合、管理者やオーバーサイト係に連絡して誤解がないように確認してほしいと希望してもかまいません。

適正な使用(多重アカウント使用が認められる行為)

副アカウントの適切な使い方もあります。たとえば、ずっと実名で投稿してきたユーザーが実名と結び付けたくない編集をするときに仮名を用いること、あるいはずっと以前から投稿してきたユーザーが新しいアカウントを作ってコミュニティの新規参加者への対応を体験しようとすること、など。副アカウントを使うなら、本方針に抵触しないように注意するのはあなたの責任です。その理由には以下のようなものが含まれます
  • セキュリティ : 公共の場にあるPCにはパスワードを盗むトロイの木馬キーロガーが仕掛けられていることがあるため、利用者は主アカウントの乗っ取りを予防するために副アカウントを登録することができます。そのようなアカウントは主アカウントとの結びつきを公開しておくか、主アカウントとの関係が容易に推測できるようなものにするべきです。たとえば、利用者:Mickey利用者:Mickey (副)利用者:Mouseを使い、副アカウントの利用者ページと会話ページを主アカウントのものへのリダイレクトにすることなどです。
  • プライバシー : ある人が自分の交際範囲(家族、知友、職場など)で大きな論争になっている記事を編集するときで、ウィキペディアでのアカウントが自分の交際範囲に知られている、あるいは個人特定が実際に可能という場合、 その分野での編集やそのほかの行動が実際の生活へ波及しないように副アカウントを用いることも許容されるでしょう。「主アカウントである」または「副アカウントである」と利用者ページで宣言するなら、自身の学歴や所属組織、信仰、政治信条、嗜好などに関する分野でアカウントを使い分けることもある程度許容されるでしょう。ただし「プライバシー」保護理由であるという主張がいつも認められるとは限らないことに注意してください(#副アカウントの告知を参照)。
  • メンテナンス : メンテナンス用の副アカウントを使ってもかまいません。ただし、副アカウントは明示的に主アカウントと結び付けておくべきです。
  • ボット : メンテナンスにはボットや自動、半自動で編集するプログラムも含まれます。ボットを運用するユーザーは、最近の更新に自動編集が反映されないように、アカウントを分けてWikipedia:Bot/使用申請でボットフラグを取得することが推奨されます。 Wikipedia:Bot参照。.
  • ドッペルゲンガー・アカウント(分身アカウント): ドッペルゲンガー・アカウントは、成りすましを防ぐために主アカウントとよく似た利用者名で作成されたアカウントです。このようなアカウントは編集に用いるべきではありません。分身アカウントには{{Doppelganger}}のようなタグをつけておく(もしくは主アカウントページへのリダイレクトとする)とよいでしょう。
  • 危うくなったアカウント(Compromised accounts: 今あるアカウントのパスワードをなくした場合、あるいは他人に乗っ取られたかパスワードを推測された(またはその恐れがある)場合、新しいパスワードで新しいアカウントを作るのがよいかもしれません。そのような場合、両方の利用者ページに同一人物のアカウントであることを書き、古いほうのアカウントは管理者に頼んでブロックしてもらうこともかまいません。英語版では、このようなまれな状況が生じないように、まえもってen:WP:Committed identityを利用しておくことが提案されています。
  • クリーンスタート(新しい名前で再出発): もし再出発しようと決めたなら、古いアカウント(群)の使用継続をやめて新しいアカウントを作り、それだけを使うようにすることができます。再出発用のアカウントは、以前に問題があるとされた分野や、編集パターン、振る舞いなどに立ち返ってはなりませんし、監視逃れと受け取られうるようなことをしないように注意が必要です。再出発が許されるのは、旧アカウントに対して現在有効な追放、ブロック、制裁措置が無い場合だけです。旧アカウントの使用停止とは、それを二度と使わないことを意味します。その切り替えがソックパペットの企てと見なされないように、旧アカウントの利用者ページに、これは活動していないと、{{retired}} タグなどで表明しておくべきです。管理者そのほかの地位に立候補する場合はその前に、旧アカウントの存在をチェックユーザー係に(英語版では裁定委員会に。望むならごく内密に。)知らせておくことが強く推奨されます。そうしておかないと、コミュニティを欺こうとしていると見なされる可能性が高まります(Wikipedia:再出発の方針を参照)。

副アカウントの告知

タグの使い方についてはWikipedia:ユーザーボックス/ウィキペディア/アカウントも参照してください。

副アカウントを用いる編集者は、副アカウントの適正な利用目的を損なってしまうような場合を除き、自身のアカウント同士をリンクしておかなければなりません。理想的なリンク方法は以下の通りです:

  1. 利用者名の相似 - たとえば利用者:Exampleの副アカウントとして「利用者:Example public」や「利用者:Example bot」を用いる[注 3]
  2. 主アカウントと副アカウントの利用者ページをリンクする - 略式にでもよいし、この目的のためのユーザーボックスを使ってもよい。副アカウントを主アカウントにリンクするとき、主アカウントの手で副アカウントに{{User alternate acct|Example}}(この利用者はExampleの副アカウントです)や{{Public user}}(公共PC用のアカウントです)というタグを付ける(主アカウントを使うことにより、その正しさが担保される)。主アカウントには{{User alternative account name|Example public|Example public}}というタグがある。
  3. 副アカウントの署名リンク - 副アカウントと主アカウントの両方をリンクする、もしくは、副アカウントへリンクしておいて、必要なら連絡は主アカウントにするように書くか、主アカウントの会話ページへのリダイレクトとする。

プライバシー上の理由で複数アカウントを保有する編集者は、ユーザーボックス{{User alternative account master}}(この利用者は副アカウントを適正に保持しています)で副アカウント名を明示せずに保有だけを表明することもできますが、編集で制裁を受ける恐れがあると考えたら、チェックユーザー(英語版では裁定委員会のメンバーも可)にウィキメールで通知しておくことを考慮すべきです。紛争のある題材の編集に大きくかかわる編集者や、単一目的のアカウントを持つ編集者、管理者になろうと考えている編集者は、たとえその編集が問題ないもの、あるいはそれほど問題でないものであったとしても、制裁を受けかねない編集者グループに分類されます。 なお、電子メールは安全なコミュニケーション手段ではないことに注意してください。心配な編集者は、ウィキペディアのコンピュータに安全に接続できる セキュア・サーバにログインして 任意のチェックユーザー係 にメールを送ることができます。

古いアカウントを放棄して新しいアカウントで編集する利用者は、再出発の方針(英語版ではen:Wikipedia:Clean start)を遵守することが求められます。

ミートパペット行為

ミートパペットを勧誘しないでください。

友人や親族や、自分と同意見のコミュニティの人々にウィキペディアの記事について知らせ、ウィキペディアへ招き入れて議論におけるあなたの立場へ味方させることは不適切であると考えられています。

もしもある議論であなたの意見が軽視されていると感じたならば、礼儀正しくコメント依頼をだしてほかのウィキペディアンの意見を求めたり、論争の解決のための手段をとってください。これらは今までによく吟味されてきた方法であり、ある偏向が無くなっても代わりに別の偏向が現れてしまうような問題を避けるように設定されています。

ミートパペット行為は、編集者を動員してコンセンサスを左右する代理人とすることです。善意にとることは、とりわけ新規利用者相手の場合に重要ですが、この目的のために新規利用者を誘うことは禁止されています。 ほかの利用者と同じ文脈で同じようにふるまい、ただその目的だけにウィキペディアを編集しているように見える新規利用者は、彼らが加担する利用者と同じく矯正対象となりえます。 「ミートパペット」という言葉は侮蔑的な表現であると受け取られる可能性がありますので、使用については慎重さが必要です。

ウィキペディアには、ミートパペット行為で引き起こされる破壊を軽減するためのプロセスがあります:

  • 多くの論争や議論におけるコンセンサスは理想的には、賛否の多寡ではなく、方針に基づく意見表明に拠るべきです。
  • 投票や投票に準じる議論では、新規利用者はカウントされなかったり、明らかにウェイトを軽めに見積もられたりするかもしれません。特に、新規利用者の多くがそろって同じような意見表明をする場合にはそうなることがあります。
  • 英語版の裁定委員会は、論争の解決のため、もし一群の利用者が多重アカウントを持つ一人の利用者か、それともミートパペット的な複数利用者か、はっきりしない場合には、一人の利用者として扱ってよいと定めています[注 4]

共有IPアドレス

ある複数の編集者がパーソナル・コンピュータやインターネット接続を共有している、あるいは公共のコンピュータまたは共有ネットワークを使用している場合、それら編集者のアカウントはチェックユーザーによって関連付けられる可能性があります。このためそのような状況にある利用者は、ソックパペットの疑いをもたれないように利用者ページでその関係を宣言した方がよいでしょう(このためのユーザーボックスとして{{User 共有IPアドレス}}があります)。

緊密または同一の接続環境にある複数の利用者が同じ目的を持って編集した場合、ウィキペディアを使用する一人の利用者と見なされる場合があります。同じ記事を編集するとき、同じ議論に参加するとき、あるいはいかなる類のものであれ論争となるような場面において互いを支持し合うときは、緊密または同一の接続環境にあるアカウント同士はその関係を公開し、さらにWikipedia:編集合戦のような関連方針の遵守において仮に一つのアカウントであったとしても問題とならないように行動した方がよいでしょう。もし互いの関係を公開したくないなら、同じ分野で編集すること、特に論争の起きやすいトピックでの編集は避けるべきです。

ソックパペットの疑いがある場合の扱い

ソックパペット調査

英語版のw:Wikipedia:Signs of sock puppetry(多重アカウントの兆候)には、多重アカウントかもしれない兆候のいくつかがリストされています。もし、だれかが多重アカウント(もしくはミートパペット)を使っていると思ったら、コメント依頼で他の編集者の意見を求めることができます(英語版では多重アカウント調査のための制度が構築されています)。Category:操り人形だと疑われるユーザーのタグつけは、対象アカウントがブロック済みで、なおかつ多重アカウントである証拠が十分にある場合以外は使用しないでください。

チェックユーザー

チェックユーザー係は、サーバログを見てどのIPアドレスがどのアカウントに紐付けられているか知ることができます。チェックユーザー係は、二つのアカウントが関係を持っていると確言することはできません:チェックしたときに技術的に関連があるかどうかが見られるだけです。ウィキメディア財団のプライバシー・ポリシーに従って、十分な理由があるときのみチェックが行われ、その結果はプライバシー侵害にならない範囲で公開されます。特定の利用者について、その利用者をチェックする格別の理由なくチェックを行うこと(フィッシング)は禁じられています。

ブロック

多重アカウントを使っていることが発覚すれば、ソックパペットは投稿ブロックの方針により無期限ブロックされるべきです。主アカウントはかかわりを持たない中立的な管理者の裁量によりブロックすることもできます。多重アカウントに利用されたIPアドレスもブロックすることができますが、無期限ブロックすることについては一定の制限があります(w:Wikipedia:Blocking IP addresses)。

タグ付け

英語版での対処方法については

脚注

注釈

  1. ^ ウィキメディア財団のプライバシー・ポリシーを参照。
  2. ^ en:Wikipedia:Requests for arbitration/Privatemusings#Sockpuppetryを参照。
  3. ^ 似ていない名前は混乱のもとになりかねず、透明性を阻害する意図を与えかねません。署名を変更しても、利用者名は編集履歴上で表示されることに留意してください。
  4. ^ 裁定例w:Wikipedia:Requests for arbitration/Regarding Ted Kennedy#Sockpuppets

関連項目

外部リンク